xshifon’s diary

異世界・アニメ・ラノベ等について考えてみる。

アニメ・ラノベ・異世界等の魔法について考えてみる(5)

  1. 初めに
  2. 魔筋について
  3. 魔肉について
  4. 終わりに

初めに

 前回は、魔素に関する前提について改めて考え直し、修正し、その全貌を構成しなおしてみたが、今回は、前回考察できなかった、魔素のみで人間に類似した生命体を構成できないかについて考えていきたい。その中でも魔筋や魔肉について、説明がやや困難であるため、論理構成を固めていけたら、異世界についてより深く考えることできるのではないかと思う。

魔筋について

 魔筋とは何か。その名の通り、魔素に基づいて構成されたいわゆる筋肉にあたる組織のことだ。しかし、魔素のみで構成される生命体において、これは必要ないのではないかとも考えられる。しかし、筋肉等がなければ、魔骨のみで体を支えることとなり、不安定のように思われる。そこで、魔筋が必要となるのだ。そこでだ、一種の制御装置としての役割を担わせることが可能なのではないか。魔素だけがあっても、当然魔法が現れるわけではない。そこで、一旦魔筋に魔素を凝縮させ、魔法を現出させる過程の、変換効率を高めることが可能なのではないかということだ。体内にある魔素を、より魔法を発現しやすい形に変容させ、イメージを持たせ、放出する。そのような制御装置の役割を果たすのが魔筋であるとすれば、説明が可能であろう。

魔肉について

 では次に魔肉についてだ。これについての説明は魔筋に比して容易ではないだろうか。体内には魔素が充満している。しかし、単なる魔素は、空気と同じでそれ自体では生命体たりえない。そこで、魔肉という形に変質し、対外に魔素が流れ出ることがないような作りになっていると考えれば、簡単であるということだ。そして、いわゆるスライムも、魔肉を有しており、魔肉と、それを覆う魔膜、そして核となる魔核、この3つの要素により構成されていると考えるのだ。もっとも、生命体における魔素の純度により、色や強度、その他様々な点で質が全く異なってくるため、それぞれの生命体によって、その姿形は変わってくる。

終わりに

 ということで、今回は少し短めだったが、魔筋と魔肉について考えてみた。思っていたよりも簡潔に説明をすることができ満足である。僕の理論では、魔素の純度や魔素の性質、器など、様々な要素が組み合わさって一つの生命体が形成されるのであって、複雑な面もあるため、様々な生命体を個別に検討していく必要が、今後出てくると思う。そして、それが種族の多様性を生むことにもつながると思う。次回は、魔素の性質についてより詳しく考えていきたいと思う。では、最後まで読んでくれたならば、最大の感謝をあなたに捧げたい。ありがとう。