xshifon’s diary

異世界・アニメ・ラノベ等について考えてみる。

アニメ・ラノベ・異世界等の魔法について考えてみる(3)

  1. 初めに
  2. 魔素を基盤とした生命体の構造
  3. 人に類似した構造を有するために
  4. 終わりに

初めに

 前回は、魔素と属性について考えてみたが、これらについてもまだまだ開拓の余地は十二分に残されている。しかし、より深い理解を得るには、その分、分量を割かないといけないわけで、なかなか話が前に進まなくなってしまうので、今回は、別の角度から魔法について考えてみたいと思う。今回は、実に人体の構造についてだ。といったものの、医学的、生物的見地から考えようという趣旨ではない。異世界においては、これまでの理論で言ったら、人体も魔素に基づいて形成されると考えるべきだ。そして、生物は魔素を魔法へと変質させることができるとするのだが、実際に魔法がどのように具現化するのかについて、考えたいと思う。

魔素を基盤とした生命体の構造

 魔素が無数に集まって生命体は形成されると考えるのだが、魔素が集まっただけでは、生命体にはなりえない。生命体たり得るためには、動力源が必要なのだ。そこで、しばしばラノベ等で目にする魔核というものに着目してみる。魔核が、生命体の動力源となり、体内で魔素を循環させる機能を有するとすればよいのではないか。次に、体の安定させるために、外膜等も必要となる。スライム等を考えると、体の外を覆う膜、これからは「魔膜」と称することにするが、これさえあれば一応生命として活動できると考えてよいだろう。もっとも、魔膜だけではぐにゃぐにゃであり、人のような構造にすることはできない

人に類似した構造を有するために

 そもそも人間という存在自体がなく、全ては魔物のようなものなのかもしれないが、しかし、我々人間は、おそらくは人間の形のままで、多少変わるとしても、外見は人間と近しい形で異世界においても生活したいと考えるのは当然だろう。だとすれば、やはり異世界においても、人の形を持てるということは大切だ。では、そのような形を形成するには、ほかに何が必要か。それは柱だ。人間でいうところの骨格に値するものだ。そこで、魔素の、密度や硬度をいかようにも変化させられるという性質から、「魔骨」なるものを形成できると考えるべきだ。が、筋肉と骨のどちらも必要かと問われれば、流石に少々疑問が生じてしまう。ではどうすればよいか。魔核があって、魔骨があって、魔膜もある。しかし、魔筋か・・・。どうもしっくりこない。いやしかし、あくまで基準は現実世界で構わない。一般人の理解という観点からも、あまりにも現実世界と異なる設定をつけると、理解が困難になってしまうからだ。おとなしく、魔筋、そして、肉の役割を有する、魔肉を有することとするほうが都合がよい。しかし、魔筋、魔肉の役割がなんであるかは、現実世界とは異なる説明ができなければならない。次回検討しよう。

終わりに

 ということで、今回は異世界における生命体の構造について考えてみたのだが、やはり理屈を通すのは難しい。しかし、論理的な説明ができなければ、現実味がなく、つまらないものとなってしまう。よって、次回からも可能な限り理論を重視して考えていきたいと思う。では、最後まで読んでくれたならば、最大の感謝をあなたに捧げたい。ありがとう。